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本には書けない?! Vol.2 「アクセラレーションプログラムの その後、教えます」イベントレポート 1

アーティクル

ボーンレックスでは、大企業で新規事業にかかわる挑戦者の方へ向けて、定期的に「本には書けない新規事業立ち上げ」に関するイベントを行っています。

2019年12月5日(木)に「アクセラレーションプログラム」をテーマにしてイベントを実施しましたので、4回に渡って内容をレポートします!

レポート第一回目は登壇者の紹介と、企業がアクセラレーションプログラムをやる意義、についてお送りします。

 

■アクセラレーションプログラムとは

この記事を読んでいる方はおそらくご存じかとは思いますが、念のため説明すると、主に大企業が、スタートアップや社内事業家に社内のリソースを提供したり、投資を行うことで新規事業創出やオープンイノベーション促進を図るためのプログラムです。

オープンイノベーションが叫ばれている昨今、各企業でさまざまなアクセラレーションプログラムが実施されていますが、成功しているものは決して多くはないのが実情です。プログラムを成功させるにはどのようなコツが必要なのでしょうか。

 

■まずは登壇者のご紹介

今回、大企業で実際にプログラムに携わってきたゲスト3名と、当社ボーンレックス代表の室岡でパネルディスカッションを行いました。

・今井 隆之 氏 株式会社フジクラ 新規事業推進センター

シリコンバレーオフィス所長

フジクラで、新素材の研究や、エレクトロニクス事業部門において新商品開発、タイ拠点での製造、アメリカ西海岸の拠点での技術営業などに携わる。

2014 年に創設された「つなぐみらい戦略室」でフジクラの長期戦略策定に従事し、2030 年ビジョン策定。

2017 年 4 月からシリコンバレーオフィス所長。スタートアップを育成・支援するアクセラレーションプログラムを実施。

アクセラレーションプログラムではいかに社内でやりたい人財を見つけるか、参画してもらうか。いかに社内にスタートアップ協業の文化・風土は作り上げるかが課題。

 

 

・イノベーション鈴木 氏 富士通株式会社  FUJITSU ACCELERATOR

2018年3月よりFUJITSU ACCELERATORに参画。360度画像を使ったインタラクティブなバナー広告“360度バナー広告”をオープンイノベーションにて開発し、複写機メーカーであるリコーの広告事業への参入を実現させた実績を持つ。

FUJITSU ACCELERATORでは2019年9月に“視線推測によるサイト内関心検知” をリリース。

アクセラで大事なのは「本気の人だけでやる」こと。

 

 

・金丸 美樹 氏 森永製菓株式会社 新領域創造事業部 兼 (株)SEE THE SUN 代表取締役

 

商品開発やマーケティング、広告部を経て、新規事業開発を担当。食品業界初のアクセラレータープログラムを手がけ、2017年4月に森永製菓(株)の孫会社として(株)SEE THE SUNを設立、代表取締役に就任。

アクセラレーションプログラムに参画して、社内が「新しいことをどんどんスピード感持ってやっていこう」という雰囲気に変わっていくことを経験。

 

 

・室岡 拓也 株式会社ボーンレックス 代表取締役

 

慶應義塾大学経済学部を卒業し、三井物産へ入社。学生時代より起業経験があり、家庭教師・塾講師紹介の派遣事業研薦会や、スペイン語オンライン会話サービスSPANISIMO創業に関わる。

三井物産退職後、株式会社ボーンレックスを創業。

「事業の立ち上げを行う会社」として、大企業や中小企業様向けに支援を行う。

 

どの登壇者もしゃべりだしたら止まらない個性派ぞろいですが、この4名でアクセラレーションプログラム成功の秘訣についてディスカッションをしていきました。

 

■大企業がアクセラレーションプログラムを実施する意義は?

 

始めのテーマは、何のためにアクセラレーションプログラム実施するのか、です。

一口にアクセラといっても、「何のために行うのか」は企業によって異なります。

 

今井さん:

一つは人材育成ですね。社内とは違う文化、なによりも起業精神に触れることが一番重要だと思います。もちろん事業創出が目的ではあるのですが、目標としてしばりつけてしまうと実行者が縮こまってしまうこともある。

熱い思いを持っている起業家と一緒に事業創出にかかわることで、担当者にも熱い思いが沸き上がってどんどん成長していく。そして職場に帰って他の社員へ刺激を与えていくことで会社の文化が変わっていく。そこが一番大きなポイントだと思います。

 

鈴木さん:

FUJITSU ACCELERATORは「革新的なスタートアップの技術・製品と富士通グループの製品・ソリューション・サービスを組合せ、世の中へ新たな価値提や豊富な顧客基盤を持つ富士通事業部門とのマッチングによる新たな事業機会の創出する」ことを目的としています。一般的に、大企業で新しいことをやるときは様々な壁をクリアしなければならず、新規事業を一人で立ち上げるのは非常に難しいです。そのため、FUJITSU ACCELERATORでは富士通グループの事業部門とスタートアップのマッチングによる新たな事業機会の創出を目指し、スタートアップと共に富士通グループの既存事業の強化することに特化することで成功確率を高めています。

 

金丸さん:

既存事業を自社単体で伸ばしていくのに限界を感じていて、成長するにはM&Aなり、協業なり、外部の力と一緒にやることが必要だと思っています。鈴木さんの言う通り、大企業の中で思いを持っている人が一人で改革をしようとすると大変ですが、外部の人と社内がまぜこぜになった中であれば、そこにすっと自分のやりたいことを紛れ込ませてできてしまう、という面もありますね(笑)

     

企業ごとに何を目的としているのかは少しずつ違いますが、社内だけでは生まれない考えや行動を通して、企業がより発展することを目指している、という点は共通していますね。

次回は、アクセラレーションプログラムに「関わる人」のあるべき姿、姿勢として大切にしたほうがいいことについてレポートします。

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